フィリピンでは駅チカ物件のほうがいい?電車や地下鉄から見るマニラの不動産

マニラ

日本では都市部の公共交通機関といえば、電車や地下鉄が定番ですよね。

時間どおりに発着する電車・地下鉄は、庶民の大切な足となり生活の上で欠かせないインフラの1つです。

実はフィリピンでは、日本ほど電車の整備が整っておらず”庶民の足”レベルに達していない現実があります。

庶民の足といえば、

  • バス
  • ジプニー
  • トライシクル

といった乗り物です。

ですが、2019年からフィリピンではかなり注目されているインフラ工事があります。

そう、地下鉄工事の着工です。

今回はこの地下鉄工事が進むことによって、今後のフィリピン投資にどういった影響があるのかを一緒に考えてみましょう。

今あるフィリピンの電車の種類

あまり有名ではありませんが、現時点ですでにフィリピンには電車があります。

  1. 地上を走る電車 PNR
  2. 高架鉄道の電車 LRT1
  3. 高架鉄道の電車 LRT2
  4. 高架鉄道の電車 MRT3

の4つの路線が走っています。

ただ、どれもメトロマニラ内の電車です。

セブやダバオなど他の地域には電車はありません。

現在のフィリピンの電車は庶民の足なのか?

「メトロマニラ内は電車があるから移動が便利そうだ!」

と思うかもしれませんが、そんなこともありません。

地上を走る電車のPNRは30分〜1時間に1本。しかも満員電車のギュウギュウで、治安も良くないと言われています。

高架鉄道のLRT1,LRT2, MRT3は5〜10分間隔で運行しています。

ですが、トラブルが多く停電で電車が半日動かなくなるトラブルや、徐行運転でかなりゆっくりしか動かないなんてことが頻繁に起こっています。

日本であれば「遅れておりご迷惑をおかけしております」なんてアナウンスがあるかもしれませんが、そういった放送も一切ありません。

価格はバスやジプニーに比べると少し高いので、地元のフィリピン人の大半は、電車よりもジプニーやバスを好みます。

また、

  • 利便性の悪さ
  • 治安の心配

などから、駐在員の方でも

「もうフィリピンに◯年いるけれど、電車には一度も乗ったことがない」

なんて人がたくさんいます。

フィリピンでは駅チカの物件が良いのか?

移住や投資でフィリピンの物件を探している人の多くは

「駅チカ物件がいい!」

とおっしゃる方がほとんどです。

それは、日本と同じように電車は

  • 便利で
  • 清潔で
  • 安全で
  • 通勤に使えて
  • 時間どおりに運行している

という素晴らしいクオリティーがあるから。

今のフィリピンの電車事情は、先程もお伝えしたとおりフィリピンでの電車の位置づけはまだまだ低いほうです。

駅チカ物件自体は確かに魅力があるとは思いますが、

  • 電車が止まる、遅れるトラブルが多い
  • 移動手段として外国人が安心して利用できない
  • 本数が少ない
  • 治安が心配

といった面から電車を利用しないとなると、その物件への魅力は半減してしまいます。

少なくとも、現時点で電車について日本と同じように考えていると痛い目をみてしまう可能性がとても高いです。

それであれば、エリア内で仕事も生活も遊びも完結することができるマカティエリアや、BGCエリアのほうが・・・と、移住や投資では人気を得ています。

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今後の地下鉄工事で物件はどうなるの?

ただ、2019年から着工し始めた地下鉄工事は今後のフィリピンのメトロマニラ内の公共交通機関を変化させる可能性は十分に秘めています。

総事業費3500億ペソ(約7455億円)をかけて行われる、今大注目を浴びているフィリピン・メトロマニラの地下鉄工事。

金額からわかるようにかなり大きなプロジェクトです。

地下鉄は総延長約30キロメートル。バレンズエラ市隣のケソン市から南に延び、ニノイ・アキノ国際空港などマニラ中心部を15駅で結ぶ。総事業費は3570億ペソ(約7600億円)を見込む。第1期は北方の3駅が対象で、設計・施工は清水建設とフジタ、竹中土木、地場建設大手EEIの企業連合が受注した。

3つの駅を通る最初の区間が2022年、全区間は25年の開通をそれぞれ目指している。

引用元:日本経済新聞

さらに、施工には日本企業への発注されており、すでに工事は着工しています。

日本企業が工事をするということで、クオリティーへの安心感はかなり大きいものですよね。

最初の区間は2022年開通を予定していて、全区間開通は2025年。

もし、地下鉄プロジェクトがうまくいくのであれば今後大量の人の動きが予想できます。

実際に公表されている数値では1日当たり37万人の乗客を見通していて、1日最大150万人の輸送能力のあるものであるとされています。

1000万人都市のメトロマニラでこれだけの人が活発に動くことができるよになれば、今後は

  • 仕事の効率化
  • 生産性の向上
  • 賃金の向上
  • 地価の上昇

など、様々なプラス要因が予想できます。

今まではエリア内で完結していた生活も、地下鉄の登場で少し遠くへ足を伸ばせる機会が増えるかもしれません。

インフラが整えば、今後ますますフィリピンの改善につながっていくはずです。

ただ、納期については

だが、日本の建設会社幹部は「既に当初の予定から遅れており、3年ではとても完成できない」と話した。

との話も。

今後も目が話せないフィリピン・メトロマニラの地下鉄着工工事。

フィリピンには明るいニュースが多くて今後の成長がますます楽しみですね。

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