現在世界各地でロックダウン(都市封鎖)が行われています。
- 中国
- イタリア
- スペイン
- フランス
- オーストラリア
- アメリカ など。
フィリピンもその例外ではなく、ルソン島を中心にロックダウン中。またセブも一部外出禁止令が厳しくなっています。
一方、日本も「ロックダウンの可能性はある」と東京都知事が発言。
世界は新型コロナウイルスによるパニックにも思えるような事態に陥っています。
世界経済は落ち込み、「明日食べるものが心配」というような声も聞こえてくるようになりました。
日本より平均所得が低く、ロックダウン中のフィリピンも心配という声が多いです。
では、今回はフィリピンがこのロックダウンを抜けたあとに何があるか想像してみましょう。
下方修正されたGDP成長率
フィリピン政府は2020年前半はGDP成長率を
- 当初 6.5-7.5%
- 修正 5.5-6.5%
と下方修正をしました。
この数値は民間の予想に対してかなり楽観的。しかもこの数値は7月末までに新型コロナウイルスが収束することを前提に算出されています。
なので、さらにこの数値よりも落ち込む可能性が極めて高いです。
それも現在のフィリピンの様子を見れば納得することができます。
フィリピンの首都、マニラを含むルソン島では強化されたコミュニティ検疫が実施されて、事実上の都市封鎖となっています。
外出禁止令が出ているので、買い物など生活に欠かせない用事をする人以外は街にはおらず、いつも人で溢れかえっていたマニラはひっそりと息を潜めたような状況です。
多くのフィリピン人の頼みの綱である海外送金も一部支障をきたしているところもあります。
強化されたコミュニティ検疫の目標
フィリピン政府では新型コロナウイルスのピークは6月〜7月であるだろう、という試算しているという情報もあります。
それまでこの強化されたコミュニティ検疫が続くのであれば経済が傾くのは目に見えています。
それ以外にも、人々の我慢、企業の経営危機などマイナス要因はたくさんあります。
ですが、それを犠牲にしてでも現在フィリピン政府は強化されたコミュニティ検疫を遂行しています。
なぜ、ここまで強固な体制を続けられるのでしょうか?
一番の大きな目標は
- 国民の健康を守るため
でしょう。
ドゥテルテ大統領は、強化されたコミュニティ検疫が始まってから現在までの3回の会見で必ず国民に語りかける場面が見られます。
「あなたはひとりじゃない」「みんなで乗り越えよう」「俺が死んだら地獄で会おう」
など、時には冗談も言いながら。
そして、新型コロナウイルスとの戦いには国民の理解と協力を呼びかけています。
フィリピン政府では今の利益などよりも、未来の国民の健康と安全を優先しているのでしょう。
強化されたコミュニティの先にあるもの
いち早く新型コロナウイルスが見つかり、感染拡大を見せた中国の武漢。
1月23日に
- 空港
- 鉄道
- 高速道路など
が閉鎖され事実上、街が封鎖される措置がとられました。
今も2ヶ月以上閉鎖措置が取られ続けていました。
そんな武漢が4月8日に閉鎖を解除すると発表されました。
習近平指導部は「感染拡大の勢いは基本的に抑え込んだ」として、対策の効果を強調しているとのことです。
中国では一気にお祝いムードが広がっており、「我々はウィルスとの戦いに勝った」と声を上げている人もいます。
世界経済が落ち込んでいく中、いち早く経済活動を取り戻しつつある中国。
世界的に足りていないマスクや防護服などの輸出も始まっているとされています。
現在、フィリピンは経済活動は大きく損なわれてしまっています。
ですがフィリピンも強化されたコミュニティ検疫が功を奏し、ロックダウンが解除された暁には今の中国のような巻き返しを見せる可能性は十分あるのです。
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