ドゥテルテ政権の元、現在のフィリピンではいろいろな改革が進められています。
そんな彼の政策の中でも、今最も投資家の注目を集めている計画があります。
それは、「BUILD BUILD BUILD(建てて建てて建てまくれ!)」のうちの一つ、マニラの地下鉄計画です。
今回は、なぜこの地下鉄計画がそんなに注目をされているのか。実際にどこに地下鉄ができるのかを詳しく紹介していきます。
フィリピンの”BUILD BUILD BUILD”政策
ドゥテルテ政権の元進められている、”BUILD BUILD BUILD”。
日本語に訳をすると「建てて建てて建てまくれ!」というような意味合いがあります。
フィリピンのインフラはまだまだ十分に整っておらず、”BUILD BUILD BUILD”で
- インフラを整備する
- 作業員としてフィリピン国内に雇用が生まれる
というこの計画。
この計画が成功すれば、インフラも整い、内部での雇用が生まれることから優秀な人材が外国へ行ってしまうことも伏せぐことができるのではと、期待が高いです。
麻薬戦争で治安がよくなりつつあるフィリピンののレベルが、また一段階上がるようなイメージが湧いてきます。
そんな”BUILD BUILD BUILD”の計画は下記の通り。
- (1) スービック – クラーク鉄道
- (2) ラグーナのロス・バニョスから、マニラのトゥトゥバンとパンパンガのクラーク・フリーポートを結ぶ南北鉄道プロジェクト
- (3) パンパンガ・クラークの1500ヘクタールの工業団地
- (4) パンパンガのクラーク国際空港の拡張
- (a) エネルギー施設4か所
- (b) 水源プロジェクト・灌漑システム10か所
- (c) 洪水管理設備5か所
- (d) 再開発プログラム3つ
今最も注目を浴びている計画はなにか知っていますか?
そう、地下鉄計画です。
メガマニラ地下鉄計画
フィリピンのマニラですでに着工されているメガマニラ地下鉄計画。
この事業には日本の政府ODA(政府開発援助)や日本企業も関わり開発に協力しています。
2017年1月の日フィリピン首脳会談において,安倍総理大臣は今後5年間でフィリピンに対する1兆円規模の官民支援を表明しており,本計画はその着実な実施に寄与するものの一つ
引用元:外務省
メガマニラ地下鉄計画は2019年2月にすでに着工済み。
実際に工事が北側の3駅からスタートしています。
第1期は北方の3駅が対象で、設計・施工は清水建設とフジタ、竹中土木、地場建設大手EEIの企業連合が受注した。
フィリピン政府はドゥテルテ大統領の任期末の2022年6月までに第1期工事を完成させたい考えで、日本側に工事を急ぐよう要請している。全線開通は25年を予定している。だが、日本の建設会社幹部は「既に当初の予定から遅れており、3年ではとても完成できない」と話した。
引用元:日本経済新聞
メガマニラ地下鉄の路面計画
出典:CNN PHILIPPINES
南はパサイ市にあるニノイ・アキノ国際空港から、北はケソン市まで、全長57.7kmにも上る首都圏南北を結ぶ地下鉄の計画。
完成すれば、東南アジアで5番目に大きな地下鉄となるとされています。
地下鉄計画が投資家に注目される理由
さて、このメガマニラ地下鉄計画がすごいのは十分わかりましたよね。
でも、今のままではどうしてこの計画が投資家からとても注目されているのか具体性にかけます。
今度は、投資家に注目されている理由をお伝えしていきます。
- 渋滞の緩和
- 駅周辺の地価上昇への期待
- 輸送がスムーズになり経済活性化
- 人・物の流動性が上がることによるGDPのUP
渋滞の緩和
政府として最も期待している効果の一つである、渋滞の緩和。
マニラの渋滞はとてつもなくひどいものです。日本の東京や大阪などの都市部の渋滞の比ではありません。
法定速度で走れる時間帯のほうが少ないのが日常茶飯事です。
おまけに交通マナーもあってないようなものなので、軽い事故の発生も多くあります。
人の移動手段に地下鉄が加わることで、車の交通量の減少・渋滞の緩和が期待されています。
駅周辺の地価上昇への期待
よく、日本から「フィリピンの不動産投資をしたい!」という方が期待しているのがこれです。
日本では駅チカ物件が高く評価され、駅に近いほうが地価も上昇する傾向にあります。
これについてはマニラではそういう減少は日本より起こりにくいのでは?というのが、個人的な意見です。
というのも、マニラの街は「マカティ」や「BGC」といった街の中で生活・遊び・仕事の全てが完結する街づくりになっているため。
わざわざ通勤のために駅の近くに家を買ったり借りたりする層は、まだ少ないのでは?というのが見解です。
輸送がスムーズになり経済活性化
地下鉄ができると、移動するのは人だけではありません。
物流も鉄道での移動という手段ができることによって、長距離の移動がスムーズになる傾向があります。
人・物の流動性が上がることによるGDPのUP
人や物が移動をするということは、それだけいろいろな場所で買い物をしたり消費活動が活発になることを表しています。
ということは個人の消費がよりいっそ高まり、生産性も上がる。
そういったことからGDPのUPが大きく期待されているのです。
伸びしろの国、フィリピン
フィリピンはこうして見てみると、インフラがまだまだ整っていない分、伸びしろがとてつもなくあるとも言うことができます。
これから伸びる国に投資をするのは、国の動向にもより敏感になり一緒に成長するような感覚です。
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